宗教法人ブログ

トーマスのチューイングキャンディの良さを説き続ける男が紡ぐ、感動の物語。

さくらの雲*スカアレットの恋 感想(ネタバレ無し)

ソウトメです、本日はエロゲの感想の記事を書きます。

初めての長文感想につき、拙い文章かもしれませんが少しでも購入等の参考になれば幸いです。

上記通り、未購入の方にも見て頂けるように当記事ではネタバレ無しでの感想となります。

しかし作品によっては正確な感想を述べる際にネタバレにあたる部分への言及を必要とする場合もあると考えます。そのような作品の場合は別途、ネタバレ込みの記事を書く等の方法で対応したいと思います。

前置きばかり長くなっても仕方が無いのでゲームの紹介に移ります。

 

「さくらの雲*スカアレットの恋/きゃべつそふと」

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http://cabbage-soft.com

「100年の時を超え───

今ここに、桜舞うレトロ・ミステリィの幕が開ける!」(公式サイトより引用)

きゃべつそふとの4作目です。同メーカーの前々作「アメイジング・グレイス」と同じく、冬茜トムさんがライターという事で発売前の期待値が高かった(らしい)本作ですが、予想を裏切らない素晴らしい作品でした。

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↑さくレット以外も買ってはいるものの、未プレイで積んでたり。この記事書いて他の積みゲーをプレイしたらやる!つもり。

感想の方に戻り、舞台は大正時代の日本。ジャパニーズオタクに大正浪漫が嫌いな人は居ないと思います。

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僕は実際に大正時代に生きていた訳では無いので素人目からの感想になりますが、世界観については何やらかなりディテールが凝っている様に感じ、プレイ開始から間も無くさくレットの世界に惹き込まれました。

 

共通√

 

主に登場人物紹介と世界観の説明をしつつ事件を解いたりする。

共通√は体験版で遊べるようなので、気になるけど購入迷ってるよ!なんて人は是非。

また、これは終盤まで通しで言える事なんですけど、キャラクター同士の絡みが良く出来ていると感じました。

プレイヤー目線では初めてなキャラの組み合わせでも、実はコイツらにこんな繋がりが!みたいな事も多々あり、人物相関図に線を引き放題といった具合です。

こういうのってやっぱキャラクターの「生きてる感」(?)を強くしてくれている気がするんですよね。

キャラ同士の絡みを見てて飽きない。良ゲーにありがちな特徴だと思います。

そんでもってこの時点で至る所に伏線が張ってあったりします。

気づき易いものから全くノーマークなものだったり…これについては深く言及するのは避けます。

これらの伏線が怒涛の最大瞬間風速で回収される終盤の展開は中々に他ゲーでは味わえないものがあると思います。

ラストの急展開でプレイヤーの興味を惹きつつ共通√は終了。個別√へ入ります。

 

以下は個別√の感想です。上記の通り、物語の核心に迫るネタバレは極力避けますが、一切の予備知識無しでのプレイが一番面白いと思うので未プレイ且つその辺りに拘りがある方はこれ以降は閲覧注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠子√

 

多種多様な服装でギャップ萌えを狙ってくる系お嬢様ヒロイン

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↑いきなり制服の一枚絵が出てきた時は取り敢えず笑顔になりました。

共通のラストのアレは衝撃的な感じでしたけど、個別ではその辺の確執だったり過去だったりがほぼ明かされます。

 

物語中でのわりかし豪胆な発言や、父親に「跳ねっ返り」と称される様な感じで結構「強い女の子!」みたいなイメージがあったのですが、いざシーンに入ってみるとMっぽい感じでまたもやギャップ萌えお嬢様な感じが始まります。

これは全ヒロインのシーンに言えることだったんですけど、梱枝りこ先生のイラスト、好きは好きなんだけどエロいより先に可愛いが来るタイプの絵だと思うんですよ。はい。

そんなわけで実用的かというと…自分的には微妙だったかもです。

 

 

蓮√

 

攻略対象ヒロインの中では(立場的に)一番フツーな女の子。古き良き大和撫子って感じでかなりストライクゾーンを突いてきてました。第一印象の時点では所長に続き2番目に好み。

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基本は淑やかながら、少しませた所とか妄想が暴走しがちな所とかで確実に自分の評価を上げていきます。

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↑この目を回してる立ち絵好きです。

そんなわけでシーンに入るわけですが…

ここがある意味この作品における一番の驚きポイントだったと言っても過言では無いかもしれません。

なんと、蓮がSっ気バリバリな女の子になってしまったではありませんか。

震えましたね、正直。

いや、エロい。

その一点に関しては最強の一言、何が「一番フツーな女の子」ですか。

そんなわけで結果としてプレイ前後で一番(良い意味で)印象の変わったヒロインでした。

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↑手紙のシーンは本作屈指の催涙ポイントだと思います。僕はこのシーンの為に今までの人生で涙を我慢してきたんだな、そう思えました。

 

 

メリッサ√

 

日本国憲法の条文にもある通り、ピンク髪のメイドは大正義、これは揺るぎない事実です。

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他ヒロインが強いの揃いで自分の中ではやや霞んでしまった感は否めないとはいえ、物語的には核心に絡む超重要人物。

キャラゲー的な視点では、主人公と付き合うまでの導入が少し弱かった気がします。一応共通でのくだりはあったものの、個別入ってからは割と比較的あっさりシーンが始まってちょっとびっくりしました。

メリッサ√の最後、詳しくはアレですが、とてもアツかった。

 

 

所長√

 

はい、大本命です。

自分も最初は所長の脚に惹かれて購入した人間です。

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↑序盤の一枚絵だが、全編プレイ後に見ると少しグッとくるものがある。

ぶっちゃけ何を書いてもネタバレになりかねないのであまり書けることがありません。

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↑目が「¥」になってる立ち絵大好き。

主要な謎のアンサーの明示や、大きな伏線の回収はこの√の終盤で。全ては冬茜トムさんの掌の上でしたね。

シーンは他ヒロインより1つ分多かった。

他ヒロインに増して一癖あるものが多く、いいんじゃないかな。と

 

そんなわけで感想でした。

 

シナリオは勿論のこと、キャラゲーとしても悪くないと思うので気になっている人は是非、''2020年内''にプレイすることをオススメしておきます。

自分は時期的にもタイムリーなので、アメイジング・グレイスやります。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

ではまた。